なぜ順位は変動するの?SEOツールで検索順位をチェックする方法

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SEO担当は、日々、SEOツールを使って検索順位や順位変動をチェックして、SEOの問題や検索エンジンのアルゴリズム更新に対応しています。今回は、検索順位がどのように決まるか、SEOツールを使った検索順位や順位変動をチェックする方法について紹介します。

これからSEOツールを使って順位チェックを本格的に行おうとしている方は参考にしてみてください。

検索順位の決定要因

SEOツールで順位チェックをする前に、順位がどうやって決まっているかを理解しておく必要があります。

Googleの順位は、200以上の順位の決定要因があり、リンク、コンテンツ、Rank Brainが重要だとGoogleは説明しています。Rank Brainとは、AIや機械学習を使い、キーワードの意味を理解する機能だと言われています(Search Engine Landの記事)。

検索エンジンが検索順位をどうやって決めているかについては、度々調査が行われ、レポートが報告されています。

Searchmetricsが、2017年のSMX Advancedで順位決定要因についてレポートしています。このレポートでは、検索エンジンの順位決定アルゴリズムは年々進化して、人の判断に近づいていることをデータを使って説明されています。

日本では、検索エンジンは、GoogleとYahoo!が主に使われていますが、Yahoo!もGoogleの検索エンジンを使用しているため、順位決定のアルゴリズムと、それにもとづくSEO対策は基本的には同じです。ユーザーや蓄積されているデータの違いや、それぞれの独自サービスの影響で、順位は微妙に異なりますが、SEOツールではまずはGoogleの検索順位を優先的にチェックすると良いかと思います。

デスクトップとモバイル検索での順位の違い

デスクトップとモバイルの検索エンジンでは、順位が異なります。SEOツールでもデスクトップ、モバイルの両方の順位がチェックできるようにしておきましょう。

デスクトップ検索とモバイル検索の順位の比較

2017年8月時点でのデスクトップ、モバイル検索エンジンの順位は、基本的にデスクトップ向けのサイトで検索エンジンからの評価が付けられ、更にモバイルサイトが、モバイルフレンドリーでない場合に、モバイル検索エンジンの順位が落ちる可能性がある、というアルゴリズムです。

2015年4月21日にモバイルフレンドリーアップデートが実装され、モバイルサイトのユーザビリティも評価に加えられるようになりました。モバイルユーザビリティテストで満点が取れていれば、モバイルフレンドリーのアルゴリズムによって順位が落ちることはないとのことです。

SEOツールで順位チェックした時にデスクトップよりモバイルの順位が著しく悪い場合は、モバイルフレンドリーを満たしていない可能性があります。モバイルフレンドリーでないページとは、下記を満たさないページのことです。

  • フォントサイズが小さい
  • ビューポートが設定されていない
  • タップ要素同士が近すぎる
  • コンテンツサイズがビューポートに合っていない
  • Flashが使用されている
  • 固定幅のビューポート

今後、判定基準も変わる可能性がありますので、詳しくはGoogleの説明も確認してみてください。

モバイルファーストインデックス

Googleは、今後、モバイルファーストインデックスを導入する予定です(モバイル ファースト インデックスに向けて)。

まだ、最終的な仕様は公表されていませんが、モバイルファーストインデックスがリリースされれば、今とは異なり、モバイルサイトをベースに検索エンジンからの評価が決まることになるでしょう。

Googleは、レスポンシブルウェブサイトを推薦していますが、要素の多いトップページやサブコンテンツの多いページをどうするべきかなど、判断の難しい点については、今後のGoogleからの情報開示を待ったほうが良いでしょう。

モバイルフレンドリーが実装されれば、SEOツールでは、よりモバイル順位のチェックが中心になるでしょう。

検索順位のパーソナライズ化

検索順位は、エリア、検索履歴、閲覧履歴などでも、異なります。よく閲覧する自社サイトなどは、順位が高くつきやすくなります。

検索順位のパーソナライズ化に対する特別なSEO対策はありませんが、順位をチェックする際は、注意しましょう。Chromeのシークレットモードで検索すれば、検索履歴、閲覧履歴は除いた検索順位を見ることができます。

SEOツールの仕様によりますが、GinzaMetricsは、パーソナライズ化されていない検索順位を集計しています。

検索順位が変動する理由

SEOツールで順位チェックすると分かりますが、検索順位は、毎日、変動します。1日の中でも、検索する時間によって変動することもよくあります。順位変動にはいくつかの理由があります。順位変動に一喜一憂するのではなく、どういった理由で順位変動しているかを理解し、適切なSEO対策を選択することが重要です。

日常的な順位変動

順位変動の大半が、この日常的な順位変動です。

日々ウェブ上にページ/コンテンツが生み出され、更新されています。Googleなど検索エンジンのクローラは、常に情報を収集し、インデックスし、サイト/ページの評価を更新しています。その結果、検索順位が変動します。

ビッグワードなど一部の非常に重要なキーワードを除けば、特定のキーワードの1日だけの変動には、それほど大きな意味がありません。SEOツールでは、周辺キーワードも含めたキーワードグループで、全体的に伸びているかを順位チェックすることが重要です。

アルゴリズムの更新による順位変動

Googleなどの検索エンジンは定期的(1ヶ月に1〜2回ぐらい)にアルゴリズムの更新を行っていますが、更新時には大きな順位変動が起きることがあります。アルゴリズムの更新前後にSEOツールで順位チェックすると、上位にランクインするサイト/ページの傾向が変わったことに気付くことがあります。

Moz社では、Mozcastにて、順位変動の大きさを独自に集計しています。Mozcastなどの指標を毎日チェックしているSEO担当の方もいるでしょう。Mozcastの数値が普段より高い日は、検索エンジンでアルゴリズムの更新があった可能性がありますので、SEOツールで順位変動や上位サイトの顔ぶれをチェックすると、アルゴリズムの方向性を把握することができます。

GinzaMetricsでは、自社/競合の順位比較でアルゴリズムの影響をチェックすることができます。また、コンペティターディスカバリーで、キーワードグループごとに上位サイト/ページの顔ぶれをチェックすることもできます。

コンペティターディスカバリーでアルゴリズムの影響をチェック
コンペティターディスカバリーでアルゴリズムの影響をチェック

ペナルティによる変動

Googleなどの検索エンジンが定めるルール(ウェブマスター向けガイドライン)にのっとらずサイトを運用している場合、検索エンジンからスパムサイトと判定され順位が急激に落ちることがあります。

ペナルティには自動ペナルティと手動ペナルティがあります。手動ペナルティの場合、サーチコンソール上に違反箇所についての通知が来ます。一方、自動ペナルティの場合は、確実な確認方法がありません。サイト名など確実に検索上位であるはずのキーワードで検索して上がってこなければ、自動ペナルティの可能性があります。

自動ペナルティを受けたかどうかを判断するために、SEO担当の方は、まずGoogleのガイドラインをチェックしておきましょう。万が一、自動ペナルティを受けたと思われる場合は、Googleのガイドラインにもとづき、違反していると思われる点を修正しましょう。

Googleウェブマスター向けガイドライン
Googleウェブマスター向けガイドライン

SEOツールによる順位チェック

GinzaMetricsなどの、SEOツールではキーワードごとの順位を定点観測することができます。サーチコンソールでも順位をチェックすることができますが、キーワードグループ単位でのモニタリングが難しいこと、90日以前の過去データが残らないことなどから、SEOで本格的にキーワードの順位チェックを行う場合は、SEOツールを利用してみてください。

順位チェックするべきキーワード

SEOツールで順位をチェックするキーワードは、下記のような方法で抽出し選定することが多いです。

  • 自社サイトのサイト構造(サイトマップ)
  • 他社サイトのサイト構造(サイトマップ)
  • 上記で抽出したキーワードの関連ワード/サジェストワード

Googleキーワードプランナーで関連ワードを抽出して、それを検索ボリュームの大きい順に順位チェックするなどはしないようにしましょう。関連ワードやサジェストワードには、自社が狙っていないキーワードや単語の語順違いなど、SEOツールでモニタリングしても意味がないキーワードが多く含まれます。

一方、自社サイトや他社サイトのページのtitleやh1タグには、そのサイトが狙っているキーワードがしっかり入っています。まずは、自社サイト/他社サイトのサイトマップからキーワードを抽出してSEOツールでモニタリングしてみましょう。

更に、キーワードを広げたい時に、関連ワード/サジェストワードを使うと良いでしょう。

何個のキーワードの順位をチェックするべきか

SEOツールで何個のキーワードをモニタリングすれば良いかという質問をよくいただきます。

何個のキーワードをモニタリングすれば良いと答えるのは難しいですが、サイトの状況により、特に順位チェックしておいたほうが良いキーワードはあります。

まだ、スモールワードでしかランクインしないサイトの場合は、自社のサイトマップから抽出したスモールワード中心にモニタリングすると、サイトの成長度合いが分かりやすくなります。この場合は、SEOツールでも、スモールワードを数多くモニタリングすることになるでしょう。

一方、すでにビッグワードでも検索上位表示しているサイトは、狙うキーワードを広げるSEO対策を行う傾向があります。その場合は、今の自社サイトにこだわらず、今後、狙っていくキーワードも、SEOツールでモニタリング対象にすると良いでしょう。キーワード数は、今後狙うキーワードの数によります。

キーワードグループ単位で順位チェック

大規模サイトをSEOツールで順位チェックする場合、キーワード単位よりも、キーワードグループ単位で順位チェックすることが多くなります。

大規模サイトの場合、キーワード数が多くなりすぎて、順位が悪いとわかっても、サイトのどの部分に問題があるのかがわかりづらく、素早くSEO対策に繋げられないからです。大規模サイトの場合、カテゴリ、階層、タグなど、サイト構造にもとづきキーワードをグルーピングし、SEOツールでも、キーワードグループ単位で順位チェックすることで、サイト全体の中で、どの部分に改善が必要かが分かりやすく可視化されます。

そういった意味で、SEOツールで順位チェックする場合、キーワード選定と同じぐらい、キーワードのグルーピングは重要です。

もちろん、ビッグワードやコンバージョンに直結するワードなど、特に重要なワードは、SEOツールでも、キーワード単位でモニタリングした方が良いものもあります。

平均順位と想定流入数

SEOツールを使ってキーワードグループ単位でモニタリングする場合によくチェックする指標は、平均順位とPotential Traffic(想定流入数)です。

平均順位はキーワードグループ全体の順位や変動をチェクするのに適しています。

平均順位チャート
GinzaMetricの平均順位チャート

一方、Potential Traffic(想定流入数)は、検索ボリュームの大きなキーワードの順位変動をチェックするのに適した指標です。

Potential Traffic(想定流入数)のチャート
GinzaMetricsのPotential Traffic(想定流入数)のチャート

あるキーワードグループの平均順位が伸びている一方で、Potential Traffic(想定流入数)が落ちている場合、そのキーワードグループは、順位が伸びているキーワードが多い一方、検索ボリュームの大きめのキーワードは落ちているという判断ができます。

キーワードグループのモニタリングを行う場合、平均順位とPotential Traffic(想定流入数)の両方をチェックするとスピーディに課題の判別ができるようになります。

ダッシュボード/レポートで定期的に順位チェック

キーワード選定、キーワードのグルーピング、モニタリングする指標の把握ができれば、SEOツール上にダッシュボードやレポートを準備して、定期的に順位をチェックします。

上記で説明したもの以外に、GinzaMetricsには順位に関するものだけでも、便利なチャートがたくさんあります。

例えば、強いサイトになれば、3位以内のキーワード数をモニタリングすることがあります。下記の図は、3位以内のキーワードだけの数の推移を示しています。

3位以内のキーワード数の推移
3位以内のキーワード数の推移

また、朝一番に必ずキーワード順位をチェックしたいというSEO担当もいますので、レポートをメールで自動で送信してくれる機能もあります。

メールで順位レポートを自動送付
メールで順位レポートを自動送付

GinzaMetricsには、順位チェック機能だけでも色々と便利機能がありますので、ぜひ使ってみてください。

まとめ

SEOツールを使った順位チェックの基本的な方法をまとめました。検索順位がどのように決まっているか、順位変動する理由、SEOツールを使って検索順位や順位変動をチェックする方法についてまとめました。

これから、SEOツールを使って順位チェックを本格的にやろうと思われていた方の参考になれば幸いです。

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