87サイト425個のシェア上位コンテンツを調査して分かったソーシャルでシェア/バイラルされるコンテンツ(上)〜特徴まとめ編〜

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バイラルコンテンツのイメージ

シェア/バイラルは狙って獲得することはできるのでしょうか?

マーケターやウェブサイト担当の方から話を聞くと、SEOに強いコンテンツは勝ちパターンが見つかっていることが多いですが、ソーシャル向けのコンテンツではまだ勝ちパターンが見つけられていないケースが多いようです。Facebookを始めソーシャルメディアの利用ユーザー数は多く、検索ユーザーだけを対象にしたコンテンツマーケティングでは、効果が限定的になってしまいます。

ソーシャルメディアの雄、Facebookは、Googleと同様にフィード上に表示するコンテンツの表示アルゴリズムに改善を加えています。最近では、シェアやいいねなどのソーシャルシグナルだけでなく、コンテンツの閲覧時間も考慮したアルゴリズムにしていくと発表したり、アルゴリズムの変更頻度も高まっているように感じます。こういった流れの中、ソーシャルでシェア/バイラルを通じてコンテンツのリーチを狙う上で、SEOと同様にコンテンツの果たす役割が徐々に高まってきています。
参照:News Feed FYI: Taking Into Account Time Spent on Stories

シェア/バイラルを獲得するコンテンツ作りの考え方や理論が、紹介されています。ただ、なかなか実証データとセットで紹介されていないことや、調査のサンプル数が少ないことが多く、本当にその理論が使えるのか、なんとなく腑に落ちないなと感じていました。

当社は、以前、Upworthyのバイラルコンテンツの考え方と、YouTubeのトレンドマネージャーのケヴィン・アロッカ氏が挙げた拡散力のある動画の特徴を元に、不動産オウンドメディアの記事コンテンツ事例を取り上げ、シェアの多いコンテンツについて調査をしました。その際は、「クリッカブル」と「シェアラブル」の観点で調べました。
ソーシャルメディアで拡散(バイラル)するコンテンツとは

今回は、前回よりも「シェアラブル」にフォーカスし、不動産業界に限らず業界横断的に多数のコンテンツを調査し、シェアの多いコンテンツの特徴を示してみたいと思います。実証データとセットで紹介し、その考え方が、実際にどの程度当てはまっているかをご確認頂けるようにもしたいと思います。

ソーシャルでシェアの多いコンテンツ調査

調査対象

極力幅広い業界を対象として、87サイトに対して調査を行いました。今回も数が多いという理由で、記事コンテンツ中心のサイトを対象としました。

調査方法

対象サイトのうち、BuzzSumoで拡散力の高いと示された上位5つのコンテンツを合計425個のコンテンツを1つずつチェックし、特徴を分類していきました。ソーシャル向けのコンテンツを分析する場合、「変わっている」や「感動」などの主観的要素が入りますが、そこは私の観点になりますので、私の感覚が世間とずれている場合は、申し訳ありません。。。
調査に使ったツール:BuzzSumo

シェアの多いコンテンツ一覧シートダウンロード

今回調査した87サイトで、シェアの多い上位5コンテンツの一覧シートです。BuzzSumoからシェアが多いと出力された各サイト上位5コンテンツのソーシャルシグナルと合わせて一覧化しています。本Blogでも簡単にコンテンツの傾向や事例を紹介していますが、より詳細に分析される場合は、ダウンロードしてお使い下さい。

ソーシャルでシェアされているコンテンツ一覧エクセル無料ダウンロードはこちら
http://marketing.ginzametrics.com/acton/form/8336/003e:d-0001/0/index.htm

シェアされているコンテンツの2つの特徴

今回調査した結果、「自分(ユーザー自身)の考え方や価値観をコンテンツのシェアを通じて自然に表現できるコンテンツ」がバイラルしているようです。自分の言いたいことを代弁してくれているコンテンツと言い換えることもできます。よく言われることですが、ソーシャルメディアやコンテンツのシェアを通じて、「自分を表現したい」ユーザーが多いことを反映した結果と思われます。

また、「自分の考えや価値観を自然に表現できるコンテンツ」には、以下2つの特徴を持つコンテンツが多いことが分かりました。

  1. ユーザーが所属する(所属したい)考え方や立場が明示されている
  2. 「シェアして当然」なコンテンツへの変換

以下で、それぞれを例を交えて説明します。

1,ユーザーが所属する(所属したい)考え方や立場が明示されている

コンテンツ内で考え方や立場が明確に紹介されていれば、ユーザーは、そのコンテンツを、「賛成!」や「反対!」などという意見と合わせてシェアすることを通じて、自身の考え方や立場を表明することができます。考え方や立場を分かりやすく表現しているコンテンツのパターンとしては、以下の様なものがありました。

論争/対決

挑戦VS安定や、都会派VS田舎派、仕事VS家庭などの二項対立の構図は、立場が明示されやすいコンテンツの典型例です。ユーザーはシェアを通じて、自分がどちらの立場なのかを分かりやすく表現することができます。

ランキング

出身地、出身大学など、所属別のランキングは、各所属グループの勝ち負けを付けることになるため、所属グループを明確にしやすいコンテンツの形式です。

特定グループにフォーカス

車好き、ジロリアン、肉食系、特定アーティストのファンなど、特徴的なグループにフォーカスしたコンテンツも、そのグループに属しているかどうかや、そのグループを好きか嫌いかが、明示されやすいパターンです。

流行もの/新しいもの

流行ものや新しいものの典型的や商品やニュースを紹介するコンテンツは、そのコンテンツをいち早く紹介することで、新しいもの好きということをアピールできるコンテンツパターンです。

診断

性格診断などの診断系コンテンツは、ユーザーを数種類のタイプに強制的に分類するコンテンツです。その診断が当たっていても当たっていなくても、「当たっている」、「外れている」という意見とともにシェアすることで、自分の自己評価を表現することができます。

ライフスタイル

ゴージャス、オシャレ、かわいい、エコなど、ライフスタイルのイメージやコンセプトを、画像なども駆使して紹介するコンテンツは、それを紹介することで、自分がどのライフスタイルを志向するかという立場を表明できるコンテンツです。これを上手く使ったのがPinterestやInstagramだと思います。

社会問題

関心の高い社会問題には、通常、利害の違いなどから生まれる争点や議論が存在します。コンテンツ内で主張があれば、その主張に賛成するか反対するかをシェアを通じて表明することができます。社会問題の場合、コンテンツ内では論点の提示で留まっているコンテンツの場合も、自分がどちらの立場なのかを表明しやすいことが多いかと思います。

2,「シェアして当然」なコンテンツへの変換

自分の考え方や価値観は、単刀直入に伝えづらい場合もあります。今回、シェアの多かったコンテンツには、「シェアして当然」なコンテンツに見せるための仕掛けが施されているケースが多かったです。そんな仕掛けには、下記のようなパターンがありました。

ニッチなジャンルでの1位

競争相手の少ない細分化したジャンルを設定し、世界一や日本一という「注目して当然」なコンテンツに仕立てる方法です。上記の1で取り上げたランキングは、2の要素も内包する形式のコンテンツパターンです。

想定外の真面目さ

一見ふざけたことに対して、想定外の真面目さを見せることでギャップを発生させているケースです。ギャップは「変わったもの」であり、シェアして当然なコンテンツの一種だと思います。

役立つノウハウ/知識

役立つコンテンツを嫌がる人はいませんので、ノウハウや知識は紹介しやすいコンテンツパターンです。特に解決策が具体的なものほどシェアされているようです。具体的な形式としてはリスト型(例:役立つ5つのこと)や豆知識型(意外と知らなかった役立つこと)や、お得情報型が多いようです。

感動もの

感動コンテンツもシェアされて嫌がる人が少ないため、シェアを誘発する上で有効だと思います。感動ものについては、記事もありますが、動画も多いようです。

珍しい人/コト、極論

珍しい人や珍しいコトは、掘り出しモノ的な意味でシェアされやすいコンテンツです。極端な事例や極論を述べる人なども、このパターンに含まれます。

あるある

特定の人の中で通じるあるあるネタは、それが通じる同じグループの人にはシェアしやすいコンテンツです。

インフォグラフィック

よくできたインフォグラフィックは、多くのデータを直感的に理解ができ、見ていて楽しいこともあり、シェアしやすいコンテンツパターンです。

漫画

漫画は多くの年齢層に人気があります。重たいテーマでも、漫画にすることで、ソフトに表現することができますので、漫画もシェアがしやすくなる仕掛けと考える事ができます。

名言

多くの人に認められている有名人や偉人の言葉は自然に受け入れられやすいため、自分の意見を代弁してくれているようなものは、シェアされやすいでしょう。

次回はシェアの多いコンテンツの事例編

シェアの多いコンテンツ調査から分かったシェアの多いコンテンツの特徴的なパターンをまとめました。下記2つの要素を持つものが多いということで、それぞれ典型的なパターンを紹介しました。

  1. ユーザーが所属する(所属したい)考え方や立場が明示されている
  2. 「シェアして当然」なコンテンツへの変換

1はシェアを「したくなる」ための要素で、2はシェアを「しやすくする」ための要素だと考えられます。

次回は、実際にシェアの多かったコンテンツ事例の典型的なものを紹介します。より具体的にシェアされるコンテンツのイメージを掴んで頂けたらと思います。

87サイト425個のシェア上位コンテンツを調査して分かったソーシャルでシェアされるコンテンツ(下)〜事例編〜
http://www.ginzametrics.jp/blog/social-research-case

シェアの多いコンテンツ一覧シートダウンロード

調査対象87サイトで、ソーシャルでシェアの多い上位5コンテンツの一覧シートです。BuzzSumoからシェアが多いと出力された各サイト上位5コンテンツのソーシャルシグナルと合わせて一覧化しています。本Blogでも簡単にコンテンツの傾向や事例を紹介していますが、より詳細に分析される場合は、ダウンロードしてお使い下さい。

ソーシャルでシェアされているコンテンツ一覧エクセル無料ダウンロードはこちら
http://marketing.ginzametrics.com/acton/form/8336/003e:d-0001/0/index.htm

GinzaMetricsのソーシャル分析

バイラルコンテンツに限らず、成果の出せるコンテンツを生み出していくためには、成果の出ているコンテンツを知ることが大事です。そのためには、とにかく、成果の出ているコンテンツと成果の出ていないコンテンツを大量に比較することです。

今回の調査では、業界横断的に分析するためにBuzzSumoを使いましたが、GinzaMetricsでも自社/競合で、ソーシャルやSEOにおいて成果の出ている/出ていないコンテンツを簡単に比較・分析する事ができます。

GinzaMetricsで、ソーシャルシグナルの多いコンテンツ、リンク獲得につながったコンテンツ、更には検索順位の高いコンテンツ、トラフィック/CVの多いコンテンツの特徴を比較・分析して、自社の勝ちパターンコンテンツを見つけて、価値あるコンテンツを効率的&継続的に充実させて下さい。

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・ソーシャルメディアで拡散(バイラル)するコンテンツとは
・今インフォグラフィックを作るならチェックしておきたい5項目
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