海外SEOを始める前に行うべき海外の検索市場調査

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GinzaMetricsをご利用中の方の中で、旅行業界などを中心に海外SEOに本格的に取り組む企業が2015年ぐらいから増えてきました。日本で運営するサイトを英語などの多言語サイトとして対応させるケースや、グローバル企業が元々運営していた多言語サイトを本格的にSEO対策するケースなどです。

海外SEOは、「日本語のサイトを英語に翻訳して、Search Consoleでジオターゲティングをすれば完了!」というほど簡単ではありません。国が違っても、SEOの基本的な考えは共通しますが、国によって難易度や攻め方は異なりますので、事前調査が重要です。

特に英語はグローバルな言語であるため、特定の国にフォーカスしても、ローカルの競合サイトだけでなく、どの国でも上位に顔を出すグローバルな競合サイトとも戦わなければいけません。各国の競合サイトに勝つためには、競合よりも魅力的なサービスやコンテンツを運営し、ターゲットとする国からの評価やリンクを獲得していく必要があります。

本格的に海外でSEOを実施する前に、ターゲットとする国にどういった競合サイトがいて、どういったキーワードにチャンスがあり、どういったコンテンツでリンクが獲得できるかについて調査しておくと良いでしょう。今回は、海外の検索市場調査をSEOツールを使って行う方法を紹介します。

海外の検索キーワード調査

まず、狙っている国で、どういったキーワードが使われるのかを調べます。キーワードの洗い出し方についての記事を書きましたが、キーワードの洗い出し方の基本的な考え方は日本でも海外でも同じです。

ただ、その国に精通してなければ、現地で使う検索キーワードが分かりません。同じ英語でも国によって、使われ方が違います。英語が堪能なだけでは不十分で、その国に精通してなければ、キーワードの洗い出しがやりづらいのです。

そんな時は、まず各国で上位2〜3個のベンチマークサイトを見つけましょう。ECであれば、AmazonやeBay、ウォルマート、ベストバイなどのグローバル企業は、どこでも上位に名を連ねていると思います。また、中国であればアリババ、インドであればFlipkartやSnapdealなど各国で有名なサイトがあります。他業界も同様ですが、まずは有名な上位サイトをベンチマークにしましょう。

そして、ベンチマークサイトのカテゴリ、サブカテゴリ、ページのタイトルなどからキーワードを洗い出します。幅広く洗い出すために、大きなカテゴリだけでなく、少し細かめのカテゴリやページのタイトルなどからもキーワードを洗い出しておいたほうが良いでしょう。

Amazonなどグローバルにサービスを提供するサイトでも、国によってカテゴリ構造やサービスは異なりますので、対象国ごとにカテゴリ、サブカテゴリを洗い出します。下記の図の上はアメリカ、下はインドのAmazonのディレクトリ一覧ページですが、マーケットや物流の状況によって販売されている商品や注力商品が国により異なります。

国によってディレクトリ構造(検索キーワード)が異なる
国によってディレクトリ構造(検索キーワード)が異なる
参照:Amazon.com,Amazon.in

キーワード選定をしている際に、各国のネイティブの人がどういった単語を使うか、判断に迷うことがあると思います。周りにネイティブの人がいれば、聞いてみたいところですが、なかなか見つからないのが現実です。そんな時は、各国のネイティブの人と交流ができるQ&Aサービスが便利です。個人的には、アプリでも使えるHiNativeを使っています。すぐに返答がきますし、追加で質問したい時も気軽に質問ができます。無料で使えるので、重宝しています。

参照:HiNative https://hinative.com/

海外の検索エンジン上の競合調査

キーワードを洗い出したら、キーワードをグルーピングして、キーワードグループごとの上位サイト、コンテンツを調べます。

キーワードグループ別に上位サイト/コンテンツを調べれば、どういったキーワードで、どういったウェブサイト/コンテンツが評価されているかについてのベンチマークが取れます。自社でも体制を整えれば、ベンチマーク以上のウェブサイト/コンテンツ運営ができるのであれば、SEOで集客できるチャンスです。

もし、まだどの国に注力しようか迷っている段階であれば、検討候補の国の競争の激しさを調べてみても良いでしょう。

同じ英語圏でも、アメリカ、オーストラリア、インドなど、国によって上位サイトの顔ぶれが大きく変わるキーワードがあります。例えば、現地に特化したサービスを提供するサイトが上位を占めるキーワード、グローバル企業が上位を占めるキーワード、先進国と途上国とで検索ボリュームが全然違うキーワードなど、国によって検索マーケットは異なります。どの国のどのキーワードであれば、自社で提供できるサービスやコンテンツでに勝ち目があるかを調べてみると良いでしょう。

注力候補に上がっている国別に検索市場の調査をするわけですが、キーワード数が多ければ大変な作業です。また、不慣れな外国語での作業になるため、なおさら大変です。

そんな時は当社のSEOツールであるGinzaMetricsのコンペティターディスカバリーを使うことで、検索市場の調査が簡単に行なえます。調べたいキーワードをグルーピングして、GinzaMetricsに登録するだけで、キーワードグループ別に、各国の検索ボリュームと合わせて、検索上位サイトと上位コンテンツが簡単に確認できます。

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コンペティターディスカバリー機能で検索上位のサイトを調査

コンペティターディスカバリーを使えば、各国の各領域(キーワード)で、どういったサイト/コンテンツが評価されているかを簡単に知ることができます。

海外サイトの被リンク調査

対象とする国で、被リンクが集めやすいのかも、SEOの難易度を決める重要な要素ですが、各国の上位サイトや上位コンテンツの被リンクを調べれば、リンク獲得の難易度が把握できます。

日本では、はてなブックマークやキュレーションメディアなどからのリンクが多いですが、まだまだそういったウェブコミュニティが立ち上がっておらず、知り合いの企業/人同士の被リンク中心の国もあります。流行しているコミュニティがあれば、ソーシャルメディアなどを活用して外部リンクを獲得できますが、そうでなければ、取引先に被リンクを依頼するなどのしんどい方法になってしまいます。

MozやAhrefsを使えば、サイトごとの被リンクやリンク元ドメインを簡単に調べることができます。GinzaMetricsでも、MozやAhrefsのデータと連携しているため、海外の他社サイトであっても簡単に調べることができます。グローバルサイト、各国のドメスティックなサイトそれぞれに、どういったサイトから被リンクを受けているかを調べてみましょう。

国別の外部リンク調査
国によってリンク元ドメインやリンクの集まりやすいコンテンツの傾向を調べる

被リンクについての補足

少し話がそれますが、日本で知名度が高いサイトが、海外版サイトをリリースした時に、日本ドメインからの被リンクばかりが集まってしまっているケースがあります。攻めたい国のサイトからの被リンクがほぼなくて、日本サイトからの被リンクが大量にあるような場合、下手すると日本向けのサイトだと検索エンジンに思われかねないので、海外サイトをローンチした時のプレスリリースの出し方は、注意が必要かと思います。

まとめ

海外SEOを行う際の、検索市場調査や競合調査の方法を紹介しました。日本企業でも、旅行業界などを中心に海外SEOに本格的に取り組まれるケースが増えてきました。国が違っても、SEOの基本的な考えは共通しますが、国によって難易度や攻め方は異なりますので、事前調査が重要です。今回は、事前調査段階における検索市場調査の方法をまとめました。

  • 検索市場調査をする際のキーワード調査は、一旦、有名な上位サイトのカテゴリから洗い出すと簡単。ネイティブの単語の使い方が分からない場合は、Q&Aサービスなどを使うのも便利。
  • 国別の検索市場調査は、GinzaMetricsのコンペティターディスカバリーを使うと便利。国別の検索ボリュームや上位サービス/コンテンツが簡単に把握できる。
  • コミュニティサイトの普及度合いなどにより国別に被リンク獲得難易度は異なる。被リンク調査ツールを使って、検索上位サイトの外部リンクを調べ、どういった外部リンク獲得施策が行えるかを把握する。

これから海外SEOに取り組まれる場合は、参考にしていただけたらと思います。

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