SEOキーワード選定の事例紹介〜アパレル、ネット専業、不動産事例〜

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SEOにまつわる活動の中で、もっとも重要なものの一つがキーワード選定です。

過去2回、SEOで管理対象とするキーワードの洗い出し、また施策を講じることを目的としたキーワードの絞り込みと優先付けについてまとめました。
これはSEOキーワード選定の基本になります。

SEOキーワード選定の方法(上)【キーワードの洗い出し】
SEOキーワード選定の方法(中)【キーワードの絞り込み/優先度付け】

今回はキーワード調査と選定の基本を踏まえ、いくつかの実例を紹介します。

キーワード絞り込みの具体例

キーワード絞り込みと優先度付けについて、いくつかの具体例を紹介します。

高優先キーワード

次のようなキーワード群が、高優先度キーワードになることが多いです。

  1. 事業上重要なキーワード
  2. 事業上重要ワードの掛け合わせワードで、検索ボリュームがある程度多いもの
  3. 事業関連一般ワード(当該事業で一般的に利用されるキーワード)で特定競合より下位のキーワード
  4. 利益率の高い商材カテゴリ/商材名/商材の特徴を表すワード
  5. 自社商材ワード、自社ブランドの掛け合わせワード
  6. 過去一定期間の間にコンバージョン実績があるキーワード (CVRが良く、順位改善がCV増につながる可能性が相対的に高い)

中優先度のキーワード

次のようなキーワード群が、中優先度、つまり高優先度の対応の後に対策を講じるキーワードになることが多いです。

  1. 事業上重要ワードの掛け合わせワードで、検索ボリュームが少なめなもの
  2. 事業関連一般ワード(当該事業で一般的に利用されるキーワード)
  3. 自社取り扱いブランド、ブランドのラインやシリーズ名、商材ワード
  4. 過去一定期間の間にコンバージョン実績があるキーワードの類似ワードや横展開キーワード
  5. 過去一定の流入実績があるが、順位が10位以下のキーワード
  6. 検索ボリュームが多く、上位表示されるが、CTR/流入数が良くないワード
  7. 地域掛け合わせワード
  8. ユーザーにとってうれしいワード(ランキング、人気、激安、セールなど)
  9. トレンド系ワード
  10. 悩み系/課題系ワード
  11. 特定競合サイトより下位のキーワード

どれを高優先度とするかは、事業の種類や使えるリソース量、競合との相対関係や自社サイト/システムの制約などによってもちろん変わります。

事例1:アパレルメーカーA社通販サイト

■A社通販サイト概要

  1. 有名アパレルメーカーの直販ECサイト
  2. ECサイトオープンからまだ日は浅く、SEO施策をこれまで気にしてこなかった
  3. 担当者は、店舗接客などを通じてお客様とやり取りしたことがなく、お客様が自社商品を選ぶ理由や、どういったことを調べたり知りたいか、詳しくはわからない

■キーワードの洗い出し
次のキーワードを順位/トラフィック監視対象キーワードとして選定。500ワード程度。

  1. 過去一定期間に自然検索流入があるキーワード
    ・流入数50以上(明らかにニーズ違いは除く)
    ・流入数50以下だがコンバージョン実績があるキーワード
    ・流入数50以下だが是非取り込みたいキーワード
  2. カテゴリ名キーワード
  3. ブランド名+カテゴリワード/自社商品に関する一般名称
    (「ブランド名+カテゴリ/一般名称」の流入実績が少なかったため)
  4. ビッグワードや一般名称をキーワードツールに入力し、出てきたキーワード
  5. 補足:事業上重要ワード、ビッグワードは「1」にほぼ含まれていた

■キーワードの絞り込み
洗い出しキーワードの、順位、流入、コンバージョンをツールでチェック。次のキーワード群を、最初の高優先度(施策対象)ワードとして選定。50ワード程度。

  1. 事業上重要なワード
    順位がかなり低く、検索ボリュームも多い(キーワードツールで調査)ため
  2. ブランド名+カテゴリ名や商品一般名ワード
    ブランド名を含むにも関わらず上位になく(5位以下)、大手通販サイト、地方の特化型小売りECサイト、アフィリエイトサイトが上位にあり、指名ニーズを取りこぼしていると判断

事例2:ネット専業B社

■B社サイト概要

  1. ある専門領域の業界トップ3の中の1社
  2. 億単位のPVがあり、コンテンツ(ページ)が非常に豊富
  3. 自然検索流入が全体の35%程度を占めるが、意図的なSEO対策はしていない
  4. 担当者は集客領域全般を担当

■キーワードの洗い出し
次のキーワードを順位/トラフィック監視対象キーワードとして選定。2500ワード程度。
(流入キーワードの数が万単位のため、時間対効果を考慮して、洗い出し作業を実施)

  1. 過去一定期間に自然検索流入が20以上あるキーワード
  2. 過去一定期間にコンバージョンが1以上あるキーワード
  3. 事業上重要ワード、取り扱いブランド、など

■キーワードの絞り込み
洗い出しキーワードの、順位、流入、コンバージョンを定点チェック。次のキーワード群を、最初の高優先度(施策対象)ワードとして選定。500ワード程度。

  1. 過去コンバージョンが2以上あるキーワード
    (コンバージョン数をビッグワード/テールワードで比較分析したところ、テールワード合計のコンバージョン数がかなり多いことがわかったため) (実際にはこの後に、アクションのしやすさ等に基づき、更に絞り込みを行った)
  2. 事業上重要ワード/多流入ワードの中で順位が上位でないもの
    順位が上がれば、トラフィック増が期待しやすいため

事例3:不動産系C社

■C社サイト概要

  1. 自社の主力事業は業界トップ3の中の1社
  2. その方の担当事業/サイトは新事業のため、まだ知名度が低い
  3. その事業専業の競合会社は多数ある
  4. サイトのコンテンツは多くはない。自社商材の説明的な内容が多い

■キーワードの洗い出し
次のキーワードを順位/トラフィック監視対象キーワードとして選定。350ワード程度。

  1. 過去一定期間に自然検索流入あるキーワード
    ・流入数が20以上
    ・流入数20以下だが、事業戦略上重要なキーワード
  2. カテゴリ関連掛け合わせキーワード(事業関連ワード × カテゴリ関連掛け合わせ)
  3. ビッグワードをキーワードツールに入力し、出てきたキーワード

■キーワードの絞り込み
洗い出しキーワードの、順位、流入、コンバージョンを定点チェック。次のキーワード群を、最初の高優先度(施策対象)ワードとして選定。50ワード程度。

  1. 事業戦略上重要なワードの掛け合わせ。

まとめ

SEOキーワードの洗い出しと絞り込みについて、良くあるパターンと、3社の事例を紹介しました。

今回の3事例は、キーワード洗い出しの参照情報として「自サイトに自然検索流入があるキーワード」を用いました。自サイトに検索流入があるということは、何かしら一定の市場ニーズがあり、かつそのキーワードにマッチする何かしらのページが既に存在することを意味します。

特に最初の2つの事例では、サイトに一定以上の歴史があり、ある程度以上のコンテンツが存在するため、「既存ページの修正」を想定アクションとしたキーワード洗い出しを行いました。

一方、今回は事例として取り上げませんでしたが、新しいサイトの場合はコンテンツも少なく、自社サイトにあまりトラフィックがないことも多いため、「自サイトに検索流入があるキーワード」よりも、自社で取り込みたいニーズを中心としたキーワード洗い出しを行うのが妥当です。

■関連記事
SEOキーワード選定の方法(上)【キーワードの洗い出し】
SEOキーワード選定の方法(中)【キーワードの絞り込み/優先度付け】

補足

今回の内容は、当社作成の「社内SEO担当者のためのインハウスSEOガイド(全82ページ)」から4ページ分の内容を抜粋/加工したものです。

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