第2回GinzametricsVIPセミナーレポート。アメリカSEO先端動向、SEO事例、コンテンツマーケティングなど。

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6月21日に招待制のGinzametricsVIPセミナーを開催し、Oh my glasses様のGinzametrics導入事例や、アメリカのSEO先端動向について発表しました。

【セミナー講演アジェンダ】
・SEO シリコンバレー先端動向と Ginzametrics の今後の方向性
・オンラインマーケティンング・カスタマーアナリティクス
・日本最大級のメガネ通販 Oh my glasses への Ginzametrics 導入意図と SEO 業務での活用方法
・エンタープライズ SEO の課題と対応、Ginzametrics ご紹介

SEO シリコンバレー先端動向と Ginzametrics の今後の方向性

プレゼン資料:Ginzametrics VIP seminar

Ginzamarkets CEOのレイ・グリセルフーバーより、アメリカのSEO先端動向について話しました。

パンダ/ペンギンアップデートの影響

Googleのパンダとペンギンのアップデートで順位が落ちた企業も多く、質の低い被リンクがよくないと見られています。不自然な被リンクがある場合、ランクが落とされる可能性があります。

ただ不自然な被リンクについては今に始まったことではなく、3,4年前からリンク購入はダメだと広く認識されています。その認識を決定的なものにしたのがJCペニー社に対するペナルティです。この事件により、JCペニーのブランドは毀損され、それを見た大手企業は、リンク購入することに対して完全にネガティブなイメージを持つに至りました。

(清水補足:JCペニー社に対するペナルティは海外SEO情報ブログ:米大手デパートサイトが有料リンク購入でGoogleペナルティに簡潔にまとまっています)

有料被リンクNGの流れに合わせて、アメリカではSEO業務を内製するインハウス化の流れが強まっています。また、以前はリンク販売を中心に行ってきたSEO代理店も、そのモデルはコンサルティング型に変わっています。

インハウスでのSEOや、コンサルティング型のSEOを全て手作業で行うにはあまりに非効率なため、当社のGinzametricsのようなSEOプラットフォームが必要とされるようになりました。

パンダ/ペンギンは、ロングテールSEO対応の方法にも影響を与えています。以前常套手段の1つであった、何万ページも作るような方法は、Googleに質の低いコンテンツだと判断される可能性が出てきました。

モバイルサーチの影響

モバイルからの流入数ますます増加しており、PCに追いついたと見られています。また、アメリカの成人の29%がタブレット/eReaderを保有するに至り、サイト制作において、今まで以上にマルチデバイスの観点を取り入れる必要に迫られています。

Googleが推奨するようにレスポンシブウェブデザインを取り入れるのか、モバイルページを作成しユーザーエージェントで制御するのか、判断が必要な段階です。少なくとも、PCページのみを意識したサイト制作ではダメな状態になりました。

ソーシャルシグナルがSEOに与える影響

ソーシャルメディアがSEOの順位に影響を与えています。
良いコンテンツであることは前提として、ただそれだけでなく、そのコンテンツもプロモートし、ソーシャルを一緒にやる必要があります。

プロモートされた良いコンテンツがシェアされ、そのソーシャルシグナルがSEOの順位に影響を与えますが、作業レベルでもSEOとソーシャルの関連があります。
例えば、SEO対策としてページのメタデータの設定/最適化を行いますが、それはソーシャルでも同じ。メタデータの設定がFacebook上での拡散力に影響を与えています。(そしてその拡散力の結果がSEO順位に影響を与えます)

社内でソーシャル担当、SEO担当と今はまだわかれているかもしれませんが、これからは統合されていくだろうと考えています。それぞれのデータが同じ画面で確認できたらいい。今回のGinzametricsのデザインはそれを意識しています。

Organic Marketing vs Paid Marketing

コンテンツというと、自社サイトのコンテンツに焦点が向かいますが、それ以外のコンテンツの種類も広がっています。(USではテレビCMから離れ、動画コンテンツを作ってYouTubeを活用したり、積極的にSlideshareを活用する動きも見られます。)このようなプラットフォーム活用においても、今までSEOでやってきたことが役に立ちます。

今までのSEOの立ち位置も変わりつつあります。
検索エンジンの最適化と言われてきましたが、それだけではもう古く、いわゆるインバウンドマーケティングの概念などが台頭しています。当社が重視しているのはOrganicMarketing、広告のようにお金を払って枠を買ってユーザーを振り向かせるのではなく、良質なコンテンツを中心としてユーザーとの接点を作っていき、顧客獲得を行う方法です。

当社も、OrganicMarketingを支援する方向に進めていきます。

オンラインマーケティンング・カスタマーアナリティクス

プレゼン資料:Online Marketing & Customer Analytics

KISSmetrics CEOのHiten Shah氏より、同氏が立ち上げた新サービスの顧客獲得事例と、カスタマーアナリティックスの重要性について話されました。

crazyeggの顧客獲得事例

crazyeggは以前立ち上げたウェブサービスであり、サイトアナリティックスツールです。

顧客獲得の際に留意すべきことは以下の通り。非常にシンプルです。
・具体的かつ特定の「Audience」に着目する
・顧客は誰か明確に定義する
・その人たちはどこにいるか明らかにする
・その人たちとどのように関係性を築くか

crazyeggのリリースは2005年。
プロダクトをローンチする前に、メールアドレス獲得用のランディングページを作成しました。つまり、プロダクトを作る前に、顧客を先に作ろうとしました。

結果としては、ローンチ前に23000メールアドレスを獲得し、その後20万の顧客を獲得、7桁の売上(日本円だと1桁億円の単位)を得るに至りました。
4人で作った会社で、広告予算はゼロでここまでいきました。

KISSmetricsの顧客獲得事例

その経験を踏まえ、2008年にKISSmetricsを始めるときも同じことをしました。
想定顧客はオンラインマーケターです。その人たちがどこにいるかを考えました。
当時2008年は、Twitterが成長し始めた頃で、Twitterユーザーには多くのアーリーアダプターがおり、オンラインマーケターも多く使い始めていました。

顧客獲得のために、#measureというハッシュタグを用意し、そのハッシュタグに反応するアーリーアダプター層に対してエンゲージしました。
結果、予算を使わず多くのフォロワーを獲得し、また使った時間は微々たるものでした。
1万以上のツイートをし、フォロワーは9万以上になり、その間に使った予算はゼロでした。そのフォロワーなどに対してコミュニケーションを行い、KISSmetricsのサインアップ単位のコスト(つまり獲得単価)は、たったの7.35ドルで済みました。

昔と違い、無料で想定顧客にリーチできるプラットフォームは増えてきました。Pinterest、YouTube、Tumblrなど、ビジネスに応じて使い分けられるでしょう。

Actionable metrics と Vanity metrics

ウェブサイトでは様々な指標が取得できますが、その中にはVanity metrics(無価値な指標)もあります。Vanity metricsは無価値なだけでなく、場合によっては有害な場合さえあります。

ウェブビジネスにおいて、有用な指標はActionable metrics(アクション可能な指標)であり、それはカスタマーにフォーカスした指標です。
当社のKISSmetricsは顧客解析(Customer analytics)ツールであり、ユーザーの初回訪問から直近訪問までのライフサイクルを捉えます。現在、1000社を超える企業に導入されています。

取得すべき指標はアクション可能な指標であり、顧客の様子を知ることのできる指標です。
例えば、最も価値のある顧客は誰なのか?これは極めて重要な問いです。
また、顧客のライフサイクルはどのようであるか?も重要な問いです。顧客になる前の人がどのように動き、どう顧客になったか。

KISSmetricsはこのような顧客中心の重要な問いに対して、様々なデータや観点でのアクション可能な指標を提供します。

日本最大級のメガネ通販 Oh my glasses への Ginzametrics 導入意図とSEO 業務での活用方法

Oh My Glasses公式ページ

当社のお客様である、日本最大級のメガネ通販 Oh my glassesを運営する株式会社ミスタータディ 取締役 COO 六人部生馬氏に、Ginzametricsの活用事例について話して頂きました。

日本最大級のメガネ通販 Oh my glasses

Oh my glasses はメガネ特化の通販サイトで、「5本試してから買う(5日間返品無料)新しいメガネの買い方」という、業界初の試みを行う会社です。

サービス開始当初、9割の人はそんなサービスは無理だと反対しましたが、1割の人は賛成してくれました。

集客資産を積み重ねるためのSEO

Oh my glassesは新しいサービスのため、認知もお金もありません。
サービスリリース時、運良くネットメディアやマスメディアに取り上げて頂いたものの、これは一時的な特需。様々な広告はあれど、低コストで持続的な集客のための方策を検討した結果、行き着いたのがSEOでした。

SEOに本腰を入れ始め、現時点の状況として、43日でデイリーの自然検索流入はSEO開始前の13倍になりました。
コンデナストデジタル田端氏(現在はNHN執行役員)の言う通り、Googleアナリティックスの検索流入の推移を見ると、自分たちがやっていることは正しいと自信になりますし、また実際にこれは資産だと考えています。この活動は今後も継続して行っていきます。

このように当社のサイトに来てくださった方と継続した関係をつくることが、今後の課題です。

Ginzametrics導入理由

Ginzametricsを入れた理由は次の2点です。

 1.効率の良い運用
 2.クイックな仮説検証ができる

数値は毎日チェックし、日々のSEO活動に反映させています。

SEOで重視する3つの点

SEO活動においては、次の3点を重視しています。

 1.キーワード選定
 2.施策の実行
 3.検証/改善

2と3のPDCAサイクルをいかに早く繰り返すかが重要と考えています。SEOも多くのベンチャー企業運営の鉄則と同じだと思います。

1.のキーワード選定においては、コンバージョンするのか?、検索回数はどれくらいあるのか?、SERPs上の他社はどんな感じか?、表示させるべきページはなにか?、競合は?、これらを念頭において行っています。

キーワードを16のグループに分類しています。1人1人のユーザーのコンテキストが違うはずだと想定し、色々なユーザーそれぞれに対応するために多くのグループを作った。

2.の施策実行はインハウスで行っています。外部の代理店などは利用せず、ユニークなコンテンツをバンバン生成しています。
記事のクオリティを意識しており、OMGライター制度を作り、現在16名くらいの人に書いてもらっています。40〜50のルールやチェック項目を作成し、Ginzametricsでも検証しながら作成しています。

参考: [企業事例] ライター16人!OhmyGlassesのコンテンツマーケティングがすごい

コンテンツをどんどん出したあとは3.の検証/改善 に移ります。
50位以上に表示されているか?表示回数とクリック数はどうなのか?これらについてGinzametricsと他ツールを用いてチェックしています。

エンタープライズ SEO の課題と対応、Ginzametrics ご紹介

プレゼン資料: エンタープライズSEOの課題と対応

Vip2 清水資料

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Ginzamarkets カントリーマネージャーの清水より、エンタープライズSEOを行う上での課題と対応について話しました。

エンタープライズサイトでは、SEO知識だけではうまくいきません。ではどうすればいいのか。

課題:自分はSEOに詳しいが、周囲はSEOに詳しくない

小規模サイトなら担当者自身が頑張れば良いですが、大規模サイト運営におけるSEO担当者は、自分が頑張るのではなく、他の人を導く必要があります。
コンテンツ制作者でもSEOの意義を気にしない人もいます。広報部門や購買部門などは、そもそもそんなことが必要だと知らないことが普通なため、SEO担当者から作業依頼し、意義を伝えなければ動いてもらえません。

社内の関係者のSEOリテラシーが低いのが問題ではなく、トレーニングをし、ルール化して周囲に動いてもらうようにするのがSEO担当者の役割です。異動や新メンバーの入社、発注先変更もある為、トレーニングや啓蒙活動は、継続的にSEO担当者が行う必要があります。

SEO対策はページのソースなどに対して行うもののため、基本的にPCの前に座って行います。しかしエンタープライズ企業のSEO担当者は、PCの画面を見るのではなく、人と話す時間を増やす必要があります。机に座っていても、関係者は動いてくれません。

課題:トレーニングしてもスキル差あり

トレーニングは大事であるという前提に立っても、それぞれの過去の経験など違うためスキル差は出ます。また大事だとわかっていても忘れることがあるのが普通です。
そこをフォローするのもツールの役割です。人のスキルや作業のみに依存しない仕組みです。

課題:キーワードはウン万、ページもウン万

ロジック決め&システム化により基本的な整備は行いつつ、重要ワード/ページについて個別最適化を行うのが常套手段です。

個別最適化の際に必要となるのがロングテールSEOです。
みなさんのサイトの数値を見て頂くのが一番早いのですが、USで公開されている調査でも、ロングテールワードによる流入ボリュームにどう対処して増やしていくか、が大事であるかがわかります。

その際最も重要になるのがキーワード選定です。ユーザーの興味関心=検索ワードを変えることはできず、ユーザーニーズを取り込むべくサイトやページを対応させるのがSEOだからです。

大規模サイトにおいては、既にウン万ワードでの流入がある為、そこから広げる対応は得策ではなく、いかにコンバージョンを得られる可能性のあるキーワードに絞り込むかが大事になります。
過去一定期間に自然検索でコンバージョン実績のあるワードに絞るのは良いキーワード絞り込みの方法です。

課題:ロングテールSEOをどう実践するか

リンク購入はNGですし、また一つ一つのニーズに対するリンクを得る活動も難しい。エンタープライズSEOの実践においては、簡単に繰り返し可能なプロセスを構築することが重要です。

ただ特別なことは何もなく、基本的には、キーワード選定→対応ページの特定→ページ修正→効果測定、の繰り返しです。

参考:大規模サイト向けのロングテールSEO対策のやり方

課題:データ量が膨大で集計作業/レポーティングだけで大変

確かにこの作業は工数がかかります。

しかし残念なことに「集計/レポーティング作業そのものは1円も、1CVも、1流入も増やさない」という事実があります。

10年前のIT業界(Web業界ではなく情報システムなどのIT)でも同じことが言われましたが、運用やルーチンなレポーティングなどの固定的業務をどう効率化し、ワード調査や関連部門支援などの実際のアクションにつながる機動的業務に使える時間をどう増やすか、をきちんと考える必要があります。

このような部分を支えるのも、当社のようなエンラープライズSEOプラットフォームの役割であり得意とする部分です。
Ginzametricsはキーワード順位&流入数/コンバージョンレポート、競合サイト把握や分析、外部リンク分析、ページ内部施策評価などを自動で行います。

※当社のGinzametricsは 30日無料でトライアル利用ができます

補足

当セミナーのTogetterまとめを作成して頂きました。
第2回 Ginzametrics VIPセミナー 〜シリコンバレーにおけるSEO最新事情〜
ライブ感はこちらの方が伝わりますので、合わせてご覧頂ければ幸いです。

Ginzametricsは14日間無料トライアルを提供しております。ぜひトライアルページよりお申込/ご利用ください。(タグ設置不要。画面から申込だけで、トライアル導入に5分もかかりません)

無料トライアルページ:https://app.ginzametrics.com/plans-and-pricing-jp.html

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インハウスSEOプロセスガイド

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Categories: セミナー・イベント.