急成長の背景はゲーム好きだからこそ作れるコンテンツ GameWith社SEO事例

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国内最大級のゲームアプリの総合情報メディアを運営されているGameWith社に、急成長の背景とSEOの取り組みについてインタビューさせて頂きます。インタビューにお答え頂くのは、攻略コンテンツ1部部長の阿部拓貴様です。

GameWith阿部氏
株式会社GameWith 攻略コンテンツ1部 部長 阿部氏

圧倒的なコンテンツクオリティへのこだわり

まずはGameWithのサービスについてご説明をお願いします。

「GameWithはゲームアプリの総合情報メディアとして、2013年9月に立ち上げました。現在は14個のゲームタイトルの攻略情報コンテンツの運用と新作ゲームアプリの紹介コンテンツを提供しています。」

月間6億PVというリリースを見ましたが、短い期間で非常に速いスピードで成長されていますが、その要因はどこにあるのでしょうか?

「現在は、月間7億PVぐらいまで伸びていますが、運営する中で特にこだわっているのはコンテンツのクオリティです。
GameWithは、当初ゲームのQ&Aサイトとしてリリースされました。しかしQ&Aだと、ユーザーが100%満足できるコンテンツを提供することが難しいという課題に直面しました。そのため方針を大きく変え、自社でライティング/編集するコンテンツに切り替えました。コンテンツを全て社内で作成することで、クオリティコントロールを細かくできるようになり、クオリティの高さがユーザーに評価されたことでサービスが大きく成長しました。」

GameWorksという自社独自のクラウドソーシングも運営されていますが、コンテンツ作りに活用されているのでしょうか?

「GameWorksは、自社で作成した攻略コンテンツに対して、より良い攻略法はないか、漏れていることはないかなどについて、ゲーム好きの方にチェックして頂くために活用しています。」

ベースは全て自社で作成されて、更にゲーム好きの方に多重チェックがされてコンテンツが作成されているということですね。それは確かにクオリティが高くなりますね。SEO観点でも、非常に重要だと思います。

GameWith
GameWith Webサイト:http://gamewith.jp/

ゲーム好きのメンバーだからこそできるSEO

クオリティを高く維持しながら、コンテンツを拡張していくために、サービスに携わるメンバーの方は、ゲームに詳しくないといけないと思いますが、採用や教育が難しそうに思います。どうされているのでしょうか?

「GameWithでは、ゲームが好きで、ゲームに詳しい人だけを厳選して採用しています。色々と採用のやり方を試しましたが、GameWithのWebサイト上で募集するのが一番効果的でした。」

ゲーム好きで、しかもGameWithのファンが、ここまで大勢集まる採用媒体は他にないですからね。確かに非常に理にかなった採用方法です。コンテンツの質へのこだわりは、先ほど伺いましたが、その他、コンテンツについて、こだわっていることはありますか?

「コンテンツで重視していることは、常に最新の情報に保つ”鮮度”です。
例えば、ソーシャルゲームでは、毎月新しいモンスターが追加されます。新しいモンスターに関するコンテンツを作るのはもちろんですが、新しいモンスターが出たことで相対的に既存モンスターの評価や使い道が変わります。その度に既存のコンテンツを見直して情報更新しています。長く人気のあるゲームでは、モンスターやキャラクターの数が、非常に多くなるため、情報の更新作業に多くの工数を使っています。一度記事を作って放置ということはほとんどありません。

ちなみにGameWithを立ち上げた当初は、『(モンスター名) 評価』という検索クエリはありませんでした。ですが、コツコツとモンスター情報を更新し続けてくるに連れ『(モンスター名) 評価』の検索クエリが多くなりました。現在はかなりのボリュームがあるクエリとなっています。」

GameWithのクオリティにこだわったコンテンツが、ゲームユーザーの検索行動を作ってきたのかもしれませんね。通常、SEOでは、すでに多く検索されているキーワードを狙って施策を行うことが多いですが、自ら検索市場を作るというのは、最強のSEOだと思いました。また、ゲームコンテンツの場合、SEOでは、キーワードのトレンドに素早く対応していくことも重要になりそうですが、トレンドへの対応はいかがでしょうか?

「ソーシャルゲームでは、ユーザー内で流行り言葉が生まれることもあります。例えば徳川慶喜というキャラクターを『ケーキ(慶喜)』と呼ぶなど、ユーザー内で新しい言葉が生まれています。

通常、キーワードをリストアップする際は、関連ワードやサジェストキーワードを参考にすると思います。ですがそれらのツールはデータが更新されるまで、短くても数時間かかります。つまりユーザーが欲しいと思ったときに、欲しいコンテンツを提供するためには、発生するキーワードを予測して先回りして記事を作る必要があります。そのためGameWithでは、ある程度流行り言葉を予測してコンテンツを作っています。」

どういった言葉が生まれるか予測できるのでしょうか!?

「ゲーム好きのメンバーだからできることだと思いますが、毎日ゲームに携わっていると、徐々にユーザー内で生まれる言葉が分かってきます。基本的にはゲーム内の新しいイベントが発表や、新しいモンスターが登場するなど、ゲーム内で変化が起きた時に、流行り言葉が生まれます。そのタイミングで、流行り言葉に対応したコンテンツを仕込んでいます。」

それは、ゲーム好きのメンバーが集まっているからこそできるSEO対策ですね。

高速なPDCAを実現する活発な社内コミュニケーション

日々の改善は、どういった方法で行っているのでしょうか?

「とにかく高速にPDCAを回すことを重視しています。実施しようかどうか迷っているなら、早く実行して失敗した方が良い、ぐらいの考え方です。体制としては、ゲームごとの専属チームにしていて、チームごとに1名リーダーがいます。PDCAを高速に回すため、リーダーには強い権限を持たせています。何か施策で迷った時、チームで議論をするのではなく、リーダーの考えに全面的に従って実行するというルールにしています。もちろん、リーダーは、メンバーから頼りにされるスキルや経験を持てるように、教育しています。」

信頼できるリーダーに一任することで、素早い意思決定とPDCAの運用を行っていらっしゃるわけですね。PDCAを素早く回していく上で、コミュニケーション上、重要視されていることはありますか?

「サービス上、気づいた点があれば、率直に何でも指摘するという文化にしています。日々、社長からアルバイトまで、自分の担当しているゲームでなくても、サービス上の気づいた点を活発に指摘しあっています。社長や部長からも、非常に細かい点も含めて頻繁に指摘が入るため、サービスの改善点を、率直に指摘し合うという雰囲気が、当たり前になっています。

そのために、メンバー全員の顔が見える環境が重要だと思います。今のオフィスに移転してくる前に、オフィスが手狭になり、メンバーが別フロアで働いていた時期がありました。その時期は、コミュニケーションが取りづらく、指摘し合うことが若干減っていました。今は、全員がワンフロアで働き、また活発に指摘し合えるようになりました。

チーム間でのナレッジ共有も重要です。毎週、施策内容を報告するミーティングを全社で行い、全社でのナレッジ共有の場にしています。」

改善点を意見し合うことでPDCAを加速
改善点を活発に意見し合えることがPDCAを加速させる

PDCAの更なる高速化による成長の加速

今後、サービスやチームをどう成長させていきたいでしょうか?

「自分で、どういった施策を行えば良いかを判断できるメンバーを増やしていきたいと思います。SEOについては、GinzaMetricsによって、メンバー全員がSEOの状況を把握できるようになりました。次は、分かった課題に対して、自分で施策を考えられるメンバーを増やしていきたいです。

SEOは、複合的な要因で評価が決まるため、機械的に施策をパターン化することが難しいと思います。リーダーを中心に、PDCAを回し、経験を積めるようにし、実例を共有することが重要だと思います。

サービスとしては、最終的にはゲームに関する情報は全てGameWithで完結できるようにしていきたいという想いがあります。今後はGameWithでしか提供できないコンテンツ、ゲーム好きのメンバーだからこそ提供できるコンテンツをもっと増やしていきたいです。」

各担当の方が自ら意思決定できれば、もっとPDCAが早く回せるようになりますね。期待しています!

メンバー全員がSEO施策を考えられるコトを目指す
GinzaMetricsを使いメンバー全員が施策を考えられることを目指す(画面はGameWith社の実データではありません。)

まとめ

今回はGameWith社にサービス急成長の背景とSEOの取り組みについてインタビュー致しました。下記にて要点をまとめます。

  • ゲーム好きのメンバーだからこそ実現できるコンテンツの質と鮮度を重視してサービスを運用してきた。
  • 検索ボリュームを追うSEOだけでなく、キーワードを予測してコンテンツを作成することも実践している。
  • 高速なPDCAを実現するために、サービスの改善点を活発に意見し合える文化やコミュニケーション環境を作っている。

WebサイトやWeb サービスを成長させたい事業責任者、リーダー、ディレクターの方には、非常に参考にして頂ける内容ではないかと思います。ぜひ、ご参考にして頂けたらと思います。

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