エンタープライズSEOツールを利用するメリットと、利用する理由

Tweet about this on TwitterShare on FacebookGoogle+

先日別ブログ記事(エンタープライズSEOツールが提供する機能とは)にて、エンタープライズSEOツールの機能について書きました。

エンタープライズSEOツールが持つ一般的な機能や、Ginzametricsの立ち居ちなどを書きましたが、その利用メリットと、またその理由について書いてないことに気づいたため、今回書こうと思います。

エンタープライズSEOツールを利用するメリット

先日も取り上げたレポート、マーケター向けの「Enterprise SEOツール」ガイドには、エンタープライズSEOツールを利用するメリットとして、次の点が上げられています。

数千や数万キーワード、場合によっては数十万ワードやページ、複数サイトを管理し最適化するため、エンタープライズSEOのための業務は複雑であり、また時間がかかります。
エンタープライズSEOプラットフォームの利用により、効率性と生産性を高めることができ、SEOキャンペーンに関連する作業ミスやかかる時間を減らすことができます。

特に次のような点において、エンタープライズSEOツール利用のメリットがあります。

・多くの機能を、単一の管理画面で利用できる
・グローバルでのSEO業務をより効率的に行うことができる
・検索エンジンに対して最新の状態でいられる
・ほぼリアルタイムの自動レポーティング

清水私見:エンタープライズSEOツールを利用するメリット

件のレポートの当該部分を日本語にしましたが、、、内容がイマイチまとを得ていませんので、私個人の私見をまとめます。

メリット1:レポート作成/調査/確認業務などの手間のかかるルーチンを、自動化することによる低付加価値業務の削減(と他作業に割く時間の捻出)

エンタープライズSEOツールを利用しない場合、SEOに関わる方であれば大なり小なり次のような作業をしていると思います。

1.GRCでキーワード順位監視。
2.アクセス解析ツールでログデータ取得。
3.「1」と「2」を元にエクセルレポート作成、関係者に回覧。
4.外部リンクの状況をOSEなどで確認、場合によってレポート作成。
5.複数の特定キーワードのランディングページを確認。(実際に検索して確認)
6.複数の特定キーワードの競合の順位をGRCで確認。
(そして「1」とともに、エクセルレポート作成。)
7.特定ページ(自社/競合)のソース内状況を無料ツールにてチェック。

これらのいくつかは私も過去行ったことがありますが、非常に面倒です。エンラープライズクラスのサイトなら、作業時間は相応にかかります。
また残念ながら、これら作業そのものは付加価値を生みません。1クリックも1CVも増やしません。

これらルーチンに時間を取られ、付加価値を生む活動、例えば施策を行うキーワードやページの調査/選定、実際のコンテンツ作成/リライトやページメタ修正など、に時間を使えていない現場も多いと思います。

このようなルーチンを自動化して人間の手から離し、浮いた時間を作ること(その時間を付加価値を生む活動に回すこと)が、エンタープライズSEOツール利用のメリットその1です。

メリット2:得たい情報を得たいタイミングで取得/閲覧できることによる、意思決定と活動のスピードアップ

大規模サイトや大企業となれば、組織や役割も分化し、「メリット1」で書いたような情報を、SEOチームや特定個人が収集/集約し、レポートを関係者に回覧するようなことも多いと思います。

その場合のデメリットは、必要なタイミングで必要な人が情報を得られなかったり、何かが起こっていても気づかないまま数日数週間放置されることです。

SaaS型のエンタープライズSEOツールのメリットは、人間の手で行うよりも迅速に、得たい情報を得たいタイミングで取得/閲覧/利用できることにより、意思決定や対応の判断を迅速に行えることです。

上記2つのメリットは、エンタープライズSEOツール特有のものではなく、何かしらの業務をシステム化/システム活用する際の、一般的なメリットと同じです。

メリット3:SEOスキルが低い人でも何をすべきかある程度わかり、組織としてのSEO実行力が高まる

以前と比べると、SEO知識やスキルを持つディレクターやコンテンツ制作者は増えました。しかし全員がそうというわけでもないと思います。
大規模サイトであれば、複数の方で分担して担当しているでしょうが、どうしても知識やスキルのバラツキが発生します。うまくやれる人はいいのですが、うまくやれない/SEO意識の低い人が担当する部分は課題になりがちです。

ツールがあれば何でも解決!というわけでもありませんが、ツール利用により、順位やトラフィック確認 → 対象ページ把握 → 当該ページの要修正箇所の把握、といった流れをシームレスに行えます。
そのためSEOスキルが低い人でも何をすべきかある程度わかりやすくなる、それもエンタープライズSEOツール利用のメリットです。

メリット4:担当者異動時、制作会社変更時、SEO代理店変更時などに、これまで行ってきたことを引き継ぎやすい

これは普段は見えづらい課題ですが、担当や発注先が変わった途端に、それまで行ってきたことをうまく引き継げないのは往々にして起こりがちです。
その結果、やるべきことがなされないまま放置されたり、やる必要がないことをやってしまったり、といった非効率が発生します。

そのようなことを防ぐのも、エンタープライズSEOツールの役割であり、利用メリットです。
どの部分は対策済みでどの部分が未実施か、過去の数字はどう変化しているか、そういった情報はツールを見ればわかりますので、引き継ぎ時のミスや漏れは大幅に減らすことができます。

エンタープライズSEOツールを利用する理由

「Enterprise SEOツール」ガイドで取り上げられている各社の主要顧客(の中で、私が知っている会社)を見ると、色々な大企業/大規模サイトで利用されていることがわかります。

マイクロソフト、GAP、Marriott、ホームデポ、Yahoo!、eBay、ザッポス、フェデックス、GE、IBM、Orbitz(オンライン旅行サイト)、Viacom、ルフトハンザ、シマンテック、Intuit、、、
こんな企業が利用しています。

ツールによっては月額最低1万ドル〜や、エグゼクティブ顧客の平均年間支払額は5万ドルなどあり、結構な金額をエンタープライズSEOツールに支払っています。(全部のツールがそうというわけではないですが)

注)Ginzametricsは、もう少し安価な価格設定です。
Ginzametrics価格 & 14日無償トライアルページ

なぜ、これほどの企業が結構な金額をエンタープライズSEOツールに払っているのでしょうか?

上述したような業務上のメリットがあるから、というのはありますが、マーケット観点で見ると次の理由があるためです。

自然検索とリスティング広告(PPC)のクリック割合は「8:2」

検索結果では自然検索のエリアがクリックされやすく、自サイトへの流入ボリュームとしてSEOが大きいです。

※詳細は SEO対策とリスティング広告(PPC)の投資/予算配分を検討するための参考情報参照

そのため、SEOに対する取り組みや投資を行っており、会社によっては上述のような金額を払ってもペイするため、エンタープライズSEOツールを利用します。

インハウスSEOの広がり

アメリカでは、有料被リンク購入NGの流れを受けて、SEO業務を内製化するインハウスSEOの流れがあります。(SEO代理店のコンサルティング化もあります)

※詳細はSEO シリコンバレー先端動向と Ginzametrics の今後の方向性参照

またロングテールSEOの対応ともあいまって、効率化を進める上で、システム化/自動化できる部分はツールを使おう、という判断をする場合も多く、エンタープライズSEOツールが選択されています。

エンタープライズSEOツールは、ツールだけ使えば万事OK!というわけでもありませんし、またあらゆるサイトで有効というわけではありません。

しかし、リスティング広告出稿をある程度行う会社やサイトにコンバージョンがあるサイト、サイト運営に2人以上関わるような会社にとっては、今後のSEO活動を行う上で、エンタープライズSEOツールを必要とする会社も増えてくるだろうと思います。

※今回一部取り上げた「Enterprise SEOツール」ガイドは、レポート自体は無料で入手できるため、興味あればこちらからレポート入手してみてください。
Enterprise SEO Tools: The Marketer’s Guide

社内SEO担当者のためのSEO施策事例:リンク獲得のための独自の業界調査レポート | Ginzametrics
http://www.ginzametrics.jp/blog/seo-case-study-1
社内SEO担当者のためのSEO施策事例:インフォグラフィックによる外部リンク獲得 | Ginzametrics
http://www.ginzametrics.jp/blog/seo-case-study-2
コンテンツSEOに取り組む担当者向けのアイディア事例:How toコンテンツ学習版(読み物) | Ginzametrics
http://www.ginzametrics.jp/blog/seo-case-study-4
エッジを極端に利かせたコンテンツから外部リンク獲得を狙う事例 | Ginzametrics
http://www.ginzametrics.jp/blog/seo-case-study-3

SEOツールGinzaMetricsの無料トライアル

GinzaMetricsはSEOの改善を支援するSEOツールです。14日間無料トライアルを提供しております。ぜひトライアルページよりお申込/ご利用ください。(タグ設置不要。画面から申込だけで、トライアル導入に5分もかかりません)。

SEOツールGinzaMetrics無料トライアル

インハウスSEOのやり方が分かるガイド

キーワード調査/選定から効果検証まで、インハウスSEOの業務の流れを解説した業務ガイドです。「これからSEOの業務フローを構築したい」、「SEOの成果を出すために業務フローから見直したい」といった方は、ご参考にして下さい。

“インハウスsoガイド”

Tweet about this on TwitterShare on FacebookGoogle+
Categories: SEO.