中国SEO対策(百度SEO対策)で知っておくべき10のこと 【概論編】

Tweet about this on TwitterShare on FacebookGoogle+

インターネット人口が世界最大となった中国でも検索はごく一般的に利用されています。中国は日本同様にGoogleがシェアトップではない数少ない国であり、百度(Baidu)が圧倒的なシェアを占め、そのため検索エンジンとSEO対策もGoogleとは違った進化を遂げています。

この記事では、中国SEO対策、言い換えれば百度(Baidu)SEO対策に関連する概論をまとめます。(具体的なSEO施策詳細は別記事にて)

百度(Baidu)とGoogleはどの程度利用されているか?

■知っておくべき1
2012年1月のCNZZの調査によると、百度(Baidu)のシェアは8割程度で圧倒する中で、シェア2位と3位の入れ替えが起こりました。シェア2位だったGoogleがシェア4.84%で3位に転落し、それに代わり中国の検索エンジンの搜狗(Sogou)が10.45%でシェア2位になりました。(新京报网のニュース記事より)

実際に中国本土でBaiduとGoogleを使ってみると、検索速度はBaiduは圧倒的に早く、またGoogleが中国市場からの撤退を公言してからは、Googleは検索結果が表示されず、それによりGoogleはシェアを急速に落としています(政府による干渉が入っていると言われます)。

百度(Baidu)の検索結果はどのようなものか?

SEO対策を考える前に、まずは検索結果画面について知る必要があると思います。Baiduは何がGoogleと同等で、何が違うか、以下説明していきます。

■知っておくべき2
Baiduの検索結果画面は一見するとGoogleととても似ています。自然検索のエリアとPPC広告のエリアがあり、PPC広告は「推广链接」(スポンサードリンク)と広告であることが明示されます。(下の画像だと横が切れちゃいましたが、少し背景がグレーがかった上の3つがPPCです。)

■知っておくべき3

自然検索のエリアには、Google同様に検索ワードに応じてマップや画像などが結果表示され、その種類や割合は日本のGoogleよりも高く感じます。

【検索結果に百度地图(Googleマップ同等)】

【検索結果に百度知道(yahoo知恵袋同等)】

【検索結果に新闻(ニュース)】

【検索結果に百度百科(wiki同等)】

【検索結果に百度图片(Googleイメージ同等)】

【検索結果に百度商品搜索(Googleショッピング同等)】

この他に、百度贴吧(コミュニティサイト)、百度文库(ドキュメント共有)、百度身边(中国版Yelp)、 百度旅游(旅行口コミサイト)などもあり、検索エンジンからの提案要素が高いことが伺えます。

■知っておくべき4
検索結果にの中には、いいねマークが表示されるものもあり、ソーシャルシグナルが検索結果に影響すると言われています。

※中国ソーシャルメディアについては、別記事「中国のソーシャルメディアと蒼井そらさんが凄い」にまとめています。

Baiduの検索結果がGoogleと異なる点

■知っておくべき5
Googleと違うのは、例えばパーソナル検索の検索結果で、通常の検索結果とパーソナル検索とでエリアが分かれて表示されます。検索エンジンとしての進化が見てとれますね。(下の画像の検索結果最初の3つがパーソナライズで、4つ目以下が通常の結果)

■知っておくべき6

さてそろそろBaiduのグレーな部分(日本人の観点だとグレーに見える)に踏み込んでいきますと、自然検索結果のエリアに広告が含まれることは、やはりあります。その場合、リスティング広告エリアを表す「推广链接」(スポンサードリンク)ではなく、各検索結果のURL部の右側に「推广」(スポンサード)と表示されます。自然検索結果には「百度快照」と表示されます。

ただ以前と比べると、おとなしくなったと言いますか、節度ある対応になったと言いますか、検索結果画面の大半が広告で埋められるといったことはなくなっており、また「推广」付きの検索結果ページでページの再読み込みを行うと表示がなくなることがほとんどで、自然検索のエリアとPPC広告がきちんと分かれた画面が表示されます。
以前は、SEO対策をしても上位表示されないためPPC広告を出しましょう、といった流れもありましたが、以前と比べてSEOの効果は得やすくなっており、PPCはPPC、SEOはSEOと分けてマーケティングを検討するのが妥当な状態です。

■知っておくべき7
「1位になりたかったらBaiduにお金を払う必要がある」というBaidu自然検索の都市伝説ですが、以前このことがある媒体で報道されたことがあるものの、最近では聞かなくなってきました。しかし、とあるキーワードで去年1位だったサイトが実は偽物の薬を販売していたというケースもあり、十分なお金をBaiduに払えば上位表示できるのでは、というBaidu都市伝説は今もなお残っています。

■知っておくべき8
中国でも旅行は急成長業界であり、多くのオンライン旅行会社があります。その旅行業界にBaiduが参入したのは2011年で、当時業界2位だった去哪儿:Qunar.com(旅行サイト)を買収しました。その結果、去哪儿:Qunar.comトラフィックが急増したのですが、その大いなる要因がBaidu検索結果での優先表示です。特定のキーワードで検索すると、自然検索エリアのファーストビューに去哪儿が検索ボックス付きで表示されます。

また、PPC広告エリアのトップに去哪儿が画像付きで表示されることもあり、去哪儿に対してBaiduが相当特別な取り扱いをしています。

Baiduの検索結果はこのような状況です。これに対するBaiduのSEO対策の具体的な部分は、別のタイミングで記事化しようと思います。

スマートフォンの検索

■知っておくべき9
中国インターネット5.1億人の伸びを牽引するのがモバイルインターネットユーザーで、最新調査では3.6億人程度と言われます。ここを獲得すべく検索エンジン各社も凌ぎを削りますが、PCのようにBaiduの一人勝ちという訳ではありません。現状のシェアはBaiduが1位ではあるものの、2位にソフトバンクも出資している宜搜(easou)、3位に腾讯(Tencent)が続きます。

■知っておくべき10
検索結果は、Baiduを例にとると、スマートフォンサイトのBaidu検索結果とPCのBaidu検索結果は異なります。またPPC広告も表示されません。(シェアを取るために、良質な検索結果であることが重視されることによるのでしょう)
また、検索エンジンが色々あるためか、スマートフォン用サイトをPCサイトを別に作ることが一般的になっています。

今回は、まず概要としてBaiduの検索結果やスマートフォンの状況をまとめました。具体的なSEO対策については、また別の記事としてまとめようと思います。

Ginzamarkets(http://www.ginzametrics.jp/) カントリーマネージャー 清水昌浩

SEOツールGinzaMetricsの無料トライアル

GinzaMetricsは14日間無料トライアルを提供しております。ぜひトライアルページよりお申込/ご利用ください。(タグ設置不要。画面から申込だけで、トライアル導入に5分もかかりません)。

SEOツールGinzaMetrics無料トライアル

インハウスSEOのやり方が分かるガイド

キーワード調査/選定から効果検証まで、インハウスSEOの業務の流れを解説した業務ガイドです。「これからSEOの業務フローを構築したい」、「SEOの成果を出すために業務フローから見直したい」といった方は、ご参考にして下さい。

“インハウスsoガイド”

Tweet about this on TwitterShare on FacebookGoogle+
Categories: SEO.